日高本線に乗ってきました。

苫小牧駅発車案内先週の土曜日、青春18きっぷの消化と調査を兼ねて日高本線に乗ってきました。

日高本線は2015年(平成27年)1月8日に発生した高波による厚賀~大狩部間の土砂流出の影響で鵡川~様似間の列車運休・同区間バス代行が続いていますが、2016年(平成28年)3月26日のダイヤ改正から代行バスの増便が行われたことで札幌エリアからの日高本線日帰りがダイヤ上可能となったので、様子を確認したく数年ぶりに日高本線へ向かいました。

苫小牧発鵡川行き普通列車(2225D)

苫小牧発鵡川行き普通列車自宅最寄駅から列車を乗り継いで、東室蘭行き2726Dで苫小牧駅へ向かいました。日高本線が運休・バス代行になる前はこの列車から日高本線に乗り継ぐ人というのが少なからず居たのですが、この日は私を含め数名程度でした。やはりダイヤ上では接続が良くなったとは言え、「バス代行」になったという影響は大きいのかと感じました。

苫小牧駅での列車発車案内には「普通 7:58 様似」と表示されており、代行バスでの接続になるとは言え「様似まで続いている」ことを実感します。

2両編成の列車は数えられる程度の乗客を乗せて鵡川へ向けて出発しました。途中駅では特段乗降は無く、ほぼ全ての乗客が鵡川まで乗車していました。

鵡川発静内行き代行バス(2225便)

鵡川発静内行き代行バス鵡川駅に着くと、放送案内で「静内方面は駅前の代行バスに乗車してください」と流れ、駅前に行くと「JR列車代行」「日高線列車代行バス 静内行き」と掲示している酒井観光バスが停車していました。

先ほどまで列車に乗っていた乗客のうち半数程度が代行バスに乗車し、静内行きの代行バスは乗客8名で出発しました。途中の富川では部活動に向かう静内高校の生徒が乗車してきた他、節婦では地元の方と思える人が乗車していました。

鵡川~静内間の日高本線は多くの区間で国道235号線と併走しているため、代行バスは基本的に国道235号線を走行して各駅で乗降を行っていますが、富川・清里・厚賀・大狩部・節婦は駅まで入らず、駅から至近距離にある道路上に乗降場が設置されています。

厚賀~大狩部間の車窓 新冠~静内間の車窓
厚賀~大狩部間の車窓 新冠~静内間の車窓

一部の区間では川を渡る橋に架かっている線路が車窓から見えたので、「またいつの日かこの線路に列車が走って欲しい」と思ってしまいました。
また、山道を走行する区間もありますが、代行バスでも日高本線の魅力である「車窓から見える太平洋」というのも多くの区間で見ることが出来るので、現在は代行バスになっていますが、魅力は失われていないことを感じました。

静内発様似行き代行バス(9225便)

2225便はほぼ定刻で静内駅へ到着し、様似行きの代行バスがすでに静内駅前に停車していました。静内駅での乗り換え時間は10分のため、一度駅舎に行き、トイレと軽く休憩へ。

静内発様似行き代行バス様似行きの代行バスに乗ると、乗客は自分を含めて2名のみでした。もう1人も苫小牧から乗り継いでいる人であり、静内で運転系統が変わるのは代行バスの運用だけでは無く、乗客も関係していると思いました。

なお、様似行きの代行バスはジェイ・アール北海道バス様似営業所が担当しており、車内には日高本線の代行バス接続時刻表の他、ジェイ・アール北海道バス日勝線の時刻表も置かれていました。また、東静内~西様似間では蓬栄駅を除き代行バスは駅まで入らず、近くの道路上に乗降場が設置されています。

日高東別~日高三石間の車窓 荻伏~絵笛間の車窓
日高東別~日高三石間の車窓 荻伏~絵笛間の車窓

静内~様似間において、東静内からは鉄路は主に山中に敷設されていますが、代行バスでは海岸線を走行する国道235号線を走行することが多いため、鉄路では見れない太平洋というのが見ることが出来ました。

なお、本桐で地元高校生が1人乗車するまで出発時と変わらない乗客数でありました。

日高本線 浦河駅

代行バスで終着の様似まで行っても良かったのですが、次の様似行きでも様似駅で乗車する帰りの代行バスの時間が同じであったため、浦河駅で下車しました。

日高本線 浦河駅浦河駅は日高本線の中で2つしかないマルス設置駅の1つであり、2015年(平成27年)11月18日から窓口営業時間が「水・土曜日、第2・4月曜日の12:00~16:20」に変更となっていたことが浦河駅で下車した理由でもあります。

バス代行運転となっているので入場券が発券出来るか分からなかったので、窓口の駅員さんに尋ねてみると「マルスの入場券だったら出せるよ」との回答であったので、総販・マルス両方の入場券を購入しました。

入場券を購入し、少し駅舎内を眺めた後、昼食を食べるために浦河の街へ向かいました。浦河駅近隣では食事処は無いため、500mほど様似方面に向かうといくつか食事が取れるお店があります。
事前に調べておいて気になったラーメン店に入り、味噌ラーメンを食べて少し休息を取りました。

再び、浦河駅へ戻り、代行バスの時間まで余裕があったので駅舎やホームなどを撮影して過ごしていました。

様似行き代行バス(9227便)

様似行き代行バス浦河駅の代行バス乗降場は国道235号線上にある「役場前」バス停留所に設置されており、待合室で代行バスの到着を待っていました。
定刻から少し経ってからジェイ・アール北海道バスで運行されている代行バスが到着し、代行バスの乗客と入れ替わりで乗車。この時点での車内の乗客は私1人だけでした。

次の東町で地元高校生と思われる乗客が1名あった他は終着様似まで乗降は無く、代行バスから見る車窓や代行バス乗降場の設置位置などを確認していました。

ほぼ定刻で終着の様似駅に到着し、乗客の下車が終わると代行バスは回送していきました。

日高本線 様似駅

日高本線 様似駅様似駅、何事も無ければ一昨年か昨年のうちに来たかったのですが、様々な理由から約3年ぶりの来訪になりました。

代行バスのダイヤ改正でえりも岬経由広尾行きの日勝線に乗り継ぎも出来るようになったのですが、今回は様似駅での確認事項もあったので、広尾行きのバスを見送ってから駅舎に入り、出札窓口で乗車券の発売状況を確認しました。

ジェイ・アール北海道バス 出札補充券様似駅での取扱い乗車券類は運賃改正前と変わっておらず、補充券の趣味発券も可能でした。また、バス乗車券については運賃改正前にあった490円区間の常備券が無くなっており、「えりも岬」への片道・往復割引乗車券と出札補充券のみとなっていました。

折角様似駅に来たということで、ジェイ・アール北海道バスの出札補充券で「アポイ山荘」までの乗車券を作ってもらいました。様似町にあるアポイ岳は「アポイ岳ジオパーク」として認定されているので、「アポイ」という名が入っている停留所を確認したら「アポイ登山口」と「アポイ山荘」であり、「アポイ山荘」のゴム印があったので、そちらを選択しました。

海岸からの景色 海岸からの景色
海岸からの景色

帰りの代行バスの時間まで1時間半以上あったので、様似駅の周辺を歩いて巡ってみました。国道を渡り小道に入ると海岸を眺められる場所があり、しばらくの間その場所から見える太平洋と海の上を飛ぶ鳥の姿を眺めていました。

その後は様似駅の駅舎に戻り、しばらく休むことに。少しすると静内からの代行バスが到着したのですが、様似駅で下車する人は誰も乗っておらず、運賃精算を担当している出札窓口の方が「誰も乗っていないわー」と声をかけてきました。

様似発静内行き代行バス(9236便)

様似発静内行き代行バス代行バスの発車10分ほど前に様似駅前に静内行きの代行バスが到着。今回もジェイ・アール北海道バス様似営業所が担当していました。
代行バスは定刻通り発車したのですが、この時点での乗客は自分一人だけでした。乗車していると朝早くから行動していた疲れが出てきて、西様似を過ぎた辺りからウトウトし始め、気づけば浦河駅まで寝ていました。

新ひだか町内に入ってからは地元利用客と思われる乗客が少し乗車する程度であり、代行バスはほぼ定刻で静内駅に到着しました。

静内発鵡川行き代行バス(2238便)

静内駅に到着すると鵡川行きの代行バスはまだ準備できていなかったので、一旦駅舎へ入りバスの到着を待ちました。駅舎内を見てみると地元の方々が代行バスを待っている様子でした。

静内発鵡川行き代行バス発車15分ほど前に代行バスが駅前に到着し、乗車が開始されました。代行バス到着時点では静内駅からのアナウンスは無かったのですが、乗車出来るようであったのでバスに乗って発車を待つことにしました。

鵡川行きの代行バスはむかわハイヤーが担当しており、静内発車時点の乗客は10名でした。静内からの乗客は途中駅で降りて行った人が多かったのですが、大狩部駅から明らかに地元民では無い雰囲気の人が乗ってきたのにはビックリしました。

すでに周辺は暗くなっている中での代行バスの走行でしたが、一部区間を除いて下り静内行きとほぼ同じルートで鵡川に向かっている模様でした。

鵡川発苫小牧行き普通列車(2238D)

鵡川発苫小牧行き普通列車代行バスが鵡川駅に到着する際にホームに停車する2つの列車が見えたのですが、駅の放送案内で「苫小牧行きは前1両のみ」ということでした。
代行バスから乗り継いだのは数名程度であり、土曜日の夜ということもあって閑散とした車内でありました。

途中の浜田浦駅は通過し、浜厚真および勇払では乗客の乗降は無く、久々に日高本線仕様のキハ40形を短い区間ではありますが堪能して苫小牧駅に戻りました。

苫小牧からは札幌行き普通列車(2839M)で札幌方面に戻ることは出来るのですが、翌日の行程や疲れから苫小牧で移動を終了し、駅前のビジネスホテルで一泊しました。

おわりに

日高本線は土砂流出による列車運休から代行バスによる運行になっていますが、今回乗車して改めて「日高本線は通勤通学や地域住民に欠かせない路線」であることを感じました。しかしながら、列車運休前は鉄道旅行者の乗車も少なからずあったことを思い出すと、「鉄道が走っていない」という現実は旅行者が遠のいてしまう要因であるとも思いました。

先般のダイヤ改正で札幌エリアからの接続が良くなり、静内・様似まで効率よく行けるようになったことから、再び旅行客が戻ってくることを期待しています。願わくば様似までまた列車で行ける日が来ることも…。

2016/04/13 21:59 | Category:鉄道 | Comments:2

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