2008 スーパー前売りきっぷで行く道内鉄道旅行記(2008.11.25-26)

宗谷本線 稚内駅

宗谷本線 稚内駅(最北端の線路)

7年ぶりに降りたった稚内駅のホーム。周りを見渡してから、ホーム終端部にある「日本最北端の駅」の標を眺めることに。久々に訪れたとはいえ、やはりここでも達成感を感じずにはいられません。

改札を抜けると、まずは窓口へ。 端末発券と硬券の入場券を購入。そして、証明書のデザインが変わっていたので、こちらも併せて購入。


そして、駅を出て、北側にある線路の終端を見に行くことに。 こちら側にも「最北端の線路」という標が立っており、7年前は見過ごしたこの標を見て改めて達成感が。

宗谷岬往復乗車券

線路の終端を見た後は、次なる目的地である宗谷岬へのバスに乗るため、駅前のバスターミナルへ。 バスターミナルでは宗谷岬への往復乗車券を購入したのですが、窓口に行った瞬間、係員が往復切符を用意したように見えたのは気のせいだったのかな…。

購入後は駅前を歩こうと思っていたら、いつの間にかバス発車時間に。あわててターミナルに戻り、バスに乗車。

大岬小学校行[宗谷バス]~宗谷岬

宗谷岬へのバスは10系統・大岬小学校行で普通の路線バス。車内は数名の観光客の他は地元のお年寄りが多い印象でした。

市街地を抜け、海岸線を走るようになると、車内にも潮の香りが感じられました。約50分ほどの乗車で宗谷岬バス停に到着。

宗谷岬(日本最北端の地)

宗谷岬バス停では数名の観光客が降り、全員が同じ方向に。 ちょうど観光ツアーが去った後ということもあり、人は疎らで、日本最北端の地を体感するにはちょうど良かった感じがしました。うっすらと見えるサハリンを眺め、日本の北端に来た実感を噛みしめることに。

折り返しのバスの時間までは20分ほどのため、日本最北端の売店でお土産と観光協会発行の到達証明書を購入。 その後は近くにあったスタンドや商店を眺めつつ、バスの到着まで他の観光客と談笑しながら過ごすことに。

宗谷岬周辺 日本最北端の給油所(出光興産 宗谷岬SS)
宗谷岬周辺 日本最北端の給油所(出光興産 宗谷岬SS)

バスが到着し、車内では少し眠りにつきながら、稚内駅前へ戻ることに。

宗谷本線 稚内駅

稚内駅前

稚内駅に着くと、すでに辺りは暗くなっており、寒さも感じられるほどに。 昼飯を食べていなかったので、駅構内の立ち食い蕎麦で暖まることに。

次の列車まで時間があったので、駅前を歩くことに。 7年前も駅前を散歩したのですが、その時とは異なる印象にちょっと戸惑いも感じましたが…。

駅に戻り、少しすると札幌行きの特急が入線。発車まで30分以上あったけど、改札を抜けて車内へ。 車内に荷物をおいた後はホームへ。既に日が落ちて電球に照らされている日本最北端のホームを観察。

10分ほどホームを眺めた後は車内に戻り、車内誌を読みながら発車を待つことに。

札幌行 特別急行スーパー宗谷4号[2034D] (キロハ261-203)

わっかないかに弁当

列車は定刻に発車し、岩見沢までの長距離乗車へ。 暗闇の中を走行するキハ261系の乗り心地を感じながら過ごしていましたが、「鹿などで…」というアナウンスの後に徐行気味になったのには焦りましたが…。

夕方から夜にかけての乗車というのもあり、車内販売で晩飯を購入。購入したのは初日から気になっていた「わっかないかに弁当」。18時になったのに合わせて開封。思ってたよりはボリュームが少ない感じでしたが、カニの足が多い内容で、美味しくいただきました。

晩飯後は座席のリクライニングを倒してくつろぐ事に。2日間の疲れも出てきて、所々で眠りにつくことも。 ただ、小刻みに揺れる車内で逆に疲れた気も…。

小樽行 普通列車[272M] (クハ731-212)

岩見沢でスーパー宗谷に別れを告げ、札幌方面の普通列車に乗車。 自宅最寄駅までの乗車、仕事で毎日のように乗っているエリアとはいえ、いつもとは違った感覚になります。

最後は731系電車で締めくくり、最寄駅の高砂で下車。 自宅に着いたときには、2日間という短い期間でしたが、何事もなく無事に終われたという感でいっぱいでした。

おわりに

JR北海道内を2日間乗り放題となる「スーパー前売りきっぷ」、夜行列車消滅後は行程が組みづらくなったと感じますが、行き先を絞れば楽しめる旅を作れるのかもしれません。

今回は再確認というテーマの元、7年前に訪れた最東端そして最北端の駅に行き、その時には気づかなかった事、出来なかった事を確認しようと思い、実行する事に。2日間とも長距離の特急乗車が主となった感もありますが、その中でも新たな発見が出来たとも感じています。

北海道内のフリー切符を使った旅というのは行程の組みにくさも出てきていますが、その旅の目的というのをしっかり持てば、楽しめるものになると思います。

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