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東京臨海高速鉄道りんかい線 硬券入場券

今月上旬に関東へ行った際、りんかい線の各駅に行き、出札状況を確認してきました。何回に分けてアップしたいと思います。

りんかい線においてはJR東日本が管理する大崎駅を除く各駅で硬券入場券を取扱っており、改札口もしくは定期券窓口にて販売しています。

訪問時ではいずれの駅もB型硬券で大人券(小児断線あり)と小児専用券が用意されていました。大半の駅では無地紋でしたが、その在庫が無くなった駅からはりんかい線の「TWRロゴマーク」が地紋として入っている券に更新されていました。

富良野・美瑛ノロッコ号の指定席券

夏の富良野エリアに運行される観光列車である「富良野・美瑛ノロッコ号」の車両は展望車となっており、車内にはテーブル席と2人がけのベンチシートが設置されています。

かつて、ベンチシートの座席はテーブル席とは異なる座席番号であったのですが、マルスには「車端室」もしくは「FL」で収容されていました。そのため、テーブル席と同じ号車であっても別扱いであり、シートマップを使用しないで発券する際には「フロア指定」が必要でした。マルスで発券した指定席券の券面には列車名に加えて「FL」が印字されていました。

なお、2021年(令和3年)の運行からはベンチシートが車端室から「E席」に変更され、シートマップにおいてもテーブル席と同一車両で表示されるようになりました。そのため、ベンチシートであるE席を指定しても、発券される指定席券において「FL」の表記は無くなりました。

札幌~東室蘭・室蘭間のおトクなきっぷについて

先日、室蘭へ行きたくなった事から久しぶりに「特急すずらん」を利用して現地へ行ってきました。

札幌から室蘭へ往復する場合、かつては自由席往復割引きっぷ(Sきっぷ)が設定されていましたが、2016年(平成28年)3月のおトクなきっぷ見直しにより同区間のSきっぷは廃止され、乗車券往復割引きっぷが新たに設定されました。このきっぷでは乗車券部分のみが割引されており、特急列車に乗車する際には無割引の特急券が必要となるため、Sきっぷと比べると大幅な運賃増加となりました。

乗車券往復割引きっぷ すずらんオプション特急券

ただし、「すずらんオプション特急券」というおトクなきっぷも同時に新設され、これは「特急すずらんの自由席に限り利用できる」特急券ということで安価に設定されています。そのため、すずらんオプション特急券を併用した場合に限り、以前のSきっぷと同程度の料金となっていました。

なお、2019年(令和元年)10月からの運賃・料金改定によりこれらのおトクなきっぷも販売額が変更され、普通運賃との価格差は以下のようになりましたが、「特急すずらん自由席利用」に限定した場合は正規料金から約45%の割引となっています。

正規料金 乗車券往復+すずらんOP 差額
往復運賃 5,720 4,490 1,230
自由席特急券 3,360 740 2,920
合計 9,380 5,230 4,150

これらのおトクなきっぷはみどりの窓口および自動券売機にて取扱っていますが、室蘭市内の簡易委託駅である母恋駅では乗車券往復割引きっぷ等の取扱いは無く、出札窓口には「乗車前に室蘭駅か東室蘭駅で購入」との案内が掲示されています。

なお、特急すずらんに乗車した際に検札時の対応を確認していたのですが、「乗車券往復割引きっぷ」を所持している乗客に対しては「すずらんオプション特急券」の車内販売を行っている模様でした。